事業期間:2016年度〜2020年度

Cloud クラウドコンピューティング分野

enPiT-Cloudが取り組む教員の育成

教育プログラムで開講する授業への参加や教材作成・FDWGの取り組みを通じて、教材作成のノウハウ、クラウドコンピューティングに関する講義内容や演習方法、企業の実務家教員による実践的内容を学ぶ仕組みを構築します。また、教育内容についてのワークショップを実施し、連携大学・参加大学教員と知見の共有を図ります。最終的には、作成した教材をパッケージ化し、同等の内容を他大学でも実施できるような仕組みを作ったうえで、参加大学の教員が所属する大学で本分野に関係する講義を起ち上げて、2017年度以降も継続して教育が実施できることを目指しました。
上記方針に基づいて、各連携大学では次の取り組みを行いました。

大阪大学/神戸大学

今年度は大阪大学/神戸大学の教員以外に6大学7名の参加大学教員と連携し、教材・演習開発および講義の実施を行いました。昨年度に続いて、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社オージス総研など複数の連携企業における実務家教員が非常勤講師などとして採用され、一部講義・演習を担当しました。昨年度に実施された実務家教員による講義の一部については、今年度から大阪大学教員が参加大学教員と連携して引き継ぎを行い、大学教員による講義として実施されました。
ワークショップ・講義の実施を通じた連携大学・参加大学教員との意見交換などを5回実施。教材開発においては講義資料・演習資料だけでなく、他大学・他分野でも展開可能な教員向けマニュアルを含む整備を行いました。

東京大学

IaaS、SaaS、PaaSの3種類のクラウドサービスそれぞれについて、構築からサービス提供までを取り扱う演習課題の開発を行いました。
グループ開発PBLではグループ開発PBLのメンターとして教員と連携企業担当者を組み合わせて配置、教員が開発現場におけるプロセスおよび進捗管理を学ぶ機会を提供しました。
夏季合宿を東京工業大学と連携して行うことで、相互の大学の講義内容の理解、異なる教育手法に触れる機会を提供しました。
商用クラウドを利用するPBL演習を実施、利用にあたって必要な技術要件および問題点の把握。効率的な進め方について検討しました。
本学の平木敬が主査となっているFDWGとして講義・演習に対する学生の満足度調査を実施しました。
2016年度はFD合宿を年2回実施、のべ35名の教員が参加、ソフトウェア開発手法などを学ぶ機会を提供しました。

東京工業大学

夏合宿、成果物発表会などで実施した企業の講演時には、教員が参加するようにし、現場でのノウハウを吸収し、担当講義に反映するように指導しています。
2016年7月5日に産業技術大学院大学から教員を招き、スクラム開発の講義を開催し、アジャイル開発に関する教授法を学びました。
夏合宿では、教員も参加し、株式会社 日立製作所からの講師による実際の開発法の講義やチーム指導法を学びました。
学内のイノベーション教育プログラムに教員も参加し、デザイン思考に関する教授法を学びました。
2016年8月21日〜9月3日に教員2名をNEC Telecom Software Philippines, Inc.に派遣し、東京工業大学で実施している超上流工程のPBLについて指導法を展開しました。
独自のアンケートを学生に実施し、その結果に応じて改善策を議論し、実施する体制を取っています。
2015年度から始まったNEC Telecom Software Philippines, Inc.への教員の派遣と現地学生とのPBLの実施では、教員がグローバルな視点でのPBL実践技術を身に付けることができ、他の教員への波及効果が得られました。また、2014年度より毎年、夏合宿で株式会社 日立製作所の講師によるPBL指導を教員が繰り返し体験し参加することにより、実践できるほどまで体得できました。

九州工業大学

九州工業大学・他大学教員、産業界からの講師が、同一の講義に参加し、講義スキルを共有することで、FDを効果的に進めました
。 PBLレビュアーとして、産業界の第一線で活躍する技術者および実務経験豊富な産業技術大学院大学教員にも参加いただき、現場ニーズおよび実務におけるシステムプロセスのノウハウを大学教員が吸収し、担当講義に反映しました。
クラウド教育ノウハウの蓄積のために、クラウドの基礎を学べる教材のパッケージ(ビデオ教材・反転教育ツール)の開発を進めました。
enPiTの事業終了後も夏期集中合宿で実施していた演習・講義を継続できるように、演習用教材の整備・統合を連携大学・参加大学の教員に協力いただき進めました。